アイリスオーヤマ株価上昇利益と配当金の益金不算入

会社として株式を保有するときに経営者を悩ませるのが税金です。たとえばアイリスオーヤマの株式を取得し、そしてそれを売却した時に利益が出たとすると、それに対して課税されます。アイリスオーヤマのように非公開企業の株式の場合、簡単に取得することはできませんが、公開企業の株式なら簡単に買うことができます。古くから株式を保有している人なら、買ったときの株価は今に比べるとかなり安いでしょうから、今売却すると株価の差によって利益が出るでしょう。これに対しては課税されるのは仕方のないことです。

しかしながら、配当金には課税されません。これを益金不算入と呼びます。配当金を受け取ったとしても、それを収益として計上する必要がないことを益金不算入と呼びます。会社としてはこれによって収益を小さくすることができますから、結果として配当金に対しては課税されないことになります。なぜ益金不算入という制度があるのかというと、配当金を出す企業はすでに税金を納めているからです。配当金を出す企業が税金を納めていますから、もしも収益として計上しなければならないのなら、二重に課税することになります。株価の変動によるキャピタルゲインには課税されますが、インカムゲインに対しては課税されないことが日本の税制では定められています。

ところで、アイリスオーヤマは非公開企業ですから、証券取引所で株式を取得することはできません。公開することによって資金調達が容易になるなどのメリットはありますが、株主の顔色を窺わなければならないというデメリットもあります。独自の経営スタイルを貫きたい企業にとって、これはあまり良いことではありません。ほかにもメリットとデメリットがありますが、おそらくアイリスオーヤマはこのような理由から公開していないものだと考えられます。